2級学科202409問題60
問題60: M&A
正解: 3
1. 適切。事業譲渡によるM&Aでは、譲受け側の会社は、個別に同意した範囲で特定の事業・財産のみを譲り受けるため、一般に、簿外債務や偶発債務リスクを遮断しやすい。
2. 適切。株式譲渡によるM&Aでは、譲渡し側の法人格に変動はなく、会社の資産、負債、従業員や社外の第三者との契約、許認可等は、原則として存続する。
3. 不適切。会社が事業の全部の譲渡や事業の重要な一部の譲渡を行う場合、その行為に係る契約について、株主総会の決議による承認が必要である(会社法第467条第1項)。
4. 適切。事業譲渡によるM&Aにより事業を譲渡した会社は、当事者の別段の意思表示がない限り、同一の市町村の区域内およびこれに隣接する市町村の区域内において、その事業を譲渡した日から 20年間は、同一の事業を行ってはならない(同第21条第1項)。
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