2級(AFP)実技202301問39
問39: 老齢年金
正解: 4
「浩二さんは、1963年11月18日生まれの男性ですので、老齢基礎年金と老齢厚生年金を 65歳から受給することになります。ただし、65歳より早く受給したい場合には、60歳から 65歳になるまでの間に支給繰上げの請求をすることができます(国民年金法附則第9条の2第1項、厚生年金保険法附則第7条の3第1項)。この場合、年金額は、0.4%に繰上げ請求月から 65歳に達する月の前月までの月数を乗じた率に基づいて減額されます(国民年金法施行令第12条の4、厚生年金保険法施行令第6条の3)。
なお、支給繰上げの請求は、老齢基礎年金と老齢厚生年金について同時に行わなくてはなりません(国民年金法附則第9条の2第2項、厚生年金保険法附則第7条の3第2項)。
よって、(ア) は 同時に行わなくてはなりません。
また、65歳より遅く受給し年金額を増やしたい場合には、66歳から 75歳になるまでの間に支給繰下げの申し出をすることができます(国民年金法第28条、厚生年金保険法第44条の3第1項)。
この場合、年金額は 0.7%に 65歳に達した月から繰下げ申出月の前月までの月数を乗じた率に基づいて増額されます(国民年金法施行令第4条の5、厚生年金保険法施行令第3条の5の2)。
よって、(イ) は 75。
よって、(ウ) は 0.7。
なお、支給繰下げの申し出は、老齢基礎年金と老齢厚生年金について別々に行うことができます(国民年金法施行規則第16条第4項)。」
以上、空欄(ア) ~ (ウ) にあてはまる語句と数値の組み合わせとして、最も適切なものは 4 となる。
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