2級学科202301問題60
問題60: 相続税の納税
正解: 4
1. 適切。相続により土地を取得した者がその相続に係る相続税について延納を申請する場合、一定の要件を満たせば、その相続により取得した土地以外の土地を延納の担保として提供することができる(相続税法第39条第2項)。
2. 適切。相続税は金銭による一括納付が原則であるが、一括納付や延納による金銭の納付が困難な場合、納税義務者は、その納付を困難とする金額を限度に物納を申請することができる(同第38条第1項、同41条第1項)。
3. 適切。物納に充てることができる財産の種類には順位があり、不動産と上場株式はいずれも第1順位に分類されている(同第41条第5項)。
4. 不適切。「小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例」の適用を受けた宅地等を物納する場合の収納価額は、特例適用後の価額である(租税特別措置法第69条の4第1項)。
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