2級学科202209問題55
問題55: 相続税・贈与税の税額を計算する場合の財産の評価
正解: 1
・相続税法では、財産評価の原則として、特別の定めのあるものを除き、相続、遺贈または贈与により取得した財産の価額は、当該財産の取得の時における時価によるとされている。また、「特別の定めのあるもの」として、地上権および永小作権、配偶者居住権等、給付事由が発生している定期金に関する権利、給付事由が発生していない定期金に関する権利、立木の評価方法を規定している(相続税法22条、同23条、同23条の2、同24条、同25条、同26条)。
よって、(ア) は 配偶者居住権等、(イ) は 定期金。
・財産評価基本通達では、「時価」とは、課税時期において、それぞれの財産の現況に応じ、不特定多数の当事者間で自由な取引が行われる場合に通常成立すると認められる価額をいい、その価額は、この通達の定めによって評価した価額によるとされている(財産評価基本通達1(2))。
よって、(ウ) は 不特定多数の当事者間で自由な。
以上、空欄(ア) ~ (ウ) にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものは 1 となる。
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