2級学科202209問題51
問題51: 贈与
正解: 1
1. 適切。民法上、贈与は、当事者の一方がある財産を無償で相手方に与える意思を表示し、相手方が受諾をすることにより効力が生じる(民法第549条)。
2. 不適切。民法上、書面によらない贈与においては、既に履行が終わった部分を除き、各当事者が解除することができる(同第550条)。
3. 不適切。相続税法上、書面によらない贈与における財産の取得時期は、原則として、贈与の履行があった時とされる(相続税法基本通達1の3・1の4共-8)。
4. 不適切。相続税法上、個人の債務者が資力を喪失して債務を弁済することが困難になり、その債務の免除を受けた場合、債務免除益のうち債務を弁済することが困難である部分については、贈与税の課税対象とならない(相続税法第8条)。
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