2級学科202205問題53
問題53: 贈与税の課税財産
正解: 4
1. 適切。死因贈与により取得した財産については、遺贈に関する規定を準用するので、相続税の課税対象となる(民法第554条)。
2. 適切。離婚による財産分与として取得した財産は、その価額が婚姻中の夫婦の協力によって得た財産の額等を考慮して、社会通念上相当な範囲内である場合、原則として、贈与税の課税対象とならない(相続税法基本通達9-8)。
3. 適切。保険契約者(=保険料負担者)が母、被保険者が父、保険金受取人が子である生命保険契約に基づき、父の死亡により子が受け取った死亡保険金は、子が母から贈与により取得したものとして贈与税の課税対象となる(相続税法第5条)。
4. 不適切。個人が法人からの贈与により取得した金品は、業務に関して受けるものおよび継続的に受けるものを除き、一時所得として所得税の課税対象となる(所得税基本通達34-1(5))。
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