2級学科202205問題43
問題43: 不動産の売買契約に係る民法の規定
正解: 2
1. 不適切。不動産の売買契約は、当事者の合意のみで成立する(諾成契約)。
2. 適切。建物が共有の場合、各共有者は、自己が有している持分を第三者に譲渡するときには、他の共有者の同意は必要としない(民法第206条)。
3. 不適切。買主が売主に解約手付を交付した場合、買主が契約の履行に着手するまでは、売主は、受領した手付金の倍額を返還して当該契約の解除をすることができる(同第557条第1項)。
4. 不適切。同一の不動産について二重に売買契約が締結された場合、譲受人相互間においては、原則として、登記を先に備えた者が当該不動産の所有権を取得する(同第177条)。
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