2級学科202201問題1
問題1: ファイナンシャル・プランナーの顧客に対する行為
正解: 1
1. 不適切。金融商品取引業者の登録を受けていないFPのAさんが、特定銘柄について、顧客から株式投資のアドバイスを求められ、その株価チャートを示しながら投資のタイミングを有償で助言したことは、金融商品の価値等の分析に基づく投資判断の助言に該当し、金融商品取引法に抵触する。
2. 適切。生命保険募集人の登録を受けていない者が、保険の募集や勧誘を行うことは保険業法に抵触するが、保険の募集・勧誘目的ではなく、顧客から相談を受け、生命保険商品等の一般的な説明を行うことは禁止されていない。したがって、生命保険募集人の登録を受けていないFPのBさんが、顧客からライフプランの相談を受け、老後資金を準備するための生命保険の一般的な活用方法を無償で説明したことは、保険業法に抵触しない。
3. 適切。任意後見人には法律上の資格制限はない。したがって、司法書士の登録を受けていないFPのCさんが、顧客から将来判断能力が不十分になった場合の財産の管理を依頼され、有償で当該顧客の任意後見受任者となったことは、司法書士法に抵触しない。
4. 適切。社会保険労務士の業務には、1号業務(書類作成・提出・代理等)、2号業務(帳簿書類の作成)、3号業務(相談・指導)がある。このうち、1号業務および2号業務については、社会保険労務士の独占業務となっているが、3号業務については、社会保険労務士でないものも業とすることができる。したがって、社会保険労務士の登録を受けていないFPのDさんが、顧客の求めに応じ、老齢基礎年金や老齢厚生年金の受給要件や請求方法を無償で説明したことは、社会保険労務士法に抵触しない。
« 3級学科202201問23 | トップページ | 2級(AFP)実技202201問40 »
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 2級(AFP)実技202501問18(2025.02.09)
コメント