2級学科202201問題57
問題57: 相続税の課税財産等
正解: 3
1. 適切。老齢基礎年金の受給権者が死亡し、その者に支給すべき年金給付で、死亡後に支給期の到来する年金を、生計を同じくしていた受給権者の子が受け取った場合、当該年金は一時所得として、所得税の課税対象となる(所得税基本通達34-2)。
2. 適切。契約者および被保険者を相続人とする生命保険契約の保険料を被相続人が負担していた場合、被相続人が負担していた保険料に対応する生命保険契約に関する権利は、契約者である相続人が相続または遺贈により取得したものとみなされ、相続税の課税対象となる(相続税法第3条第1項第3号)。
3. 不適切。被相続人から相続開始前 3年以内に暦年課税による贈与により取得した上場株式は、その者が相続や遺贈により財産を取得した場合、相続税の課税対象となる(同第19条第1項)。
4. 適切。被相続人から相続時精算課税制度による贈与により取得した現金は、その者が相続や遺贈により財産を取得したかどうかにかかわらず、相続税の課税対象となる(同第1条の3第1項第5号)。
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