2級学科202201問題51
問題51: 民法上の贈与
正解: 4
1. 不適切。書面によらない贈与は、その履行の終わった部分を除き、各当事者が解除することができる(民法第550条)。
2. 不適切。負担付贈与とは、贈与者が受贈者に対して一定の債務を負担させることを条件とする贈与をいうが、その受贈者の負担から利益を受ける者は贈与者に限られず、第三者、不特定多数の者でもよいとされている(同第553条)。
3. 不適切。死因贈与契約は、贈与者が一方的に意思表示できる単独行為である遺贈とは異なり、受贈者がこれを受諾しなければ贈与契約は成立しない(同第554条)。
4. 適切。定期贈与とは、贈与者が受贈者に対して定期的に財産を給付することを目的とする贈与をいい、贈与者または受贈者の死亡によって、その効力を失う(同第552条)。
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