2級学科202109問題51
問題51: 民法上の贈与
正解: 3
1. 不適切。書面によらない贈与においては、既に履行が終わった部分を除き、各当事者が解除することができる(民法第550条)。
2. 不適切。定期贈与とは、贈与者が受贈者に対して定期的に財産を給付することを目的とする贈与をいうが、贈与者または受贈者の死亡により効力を失う(同第552条)。
3. 適切。負担付贈与では、受贈者がその負担である義務を履行しない場合において、贈与者が相当の期間を定めてその履行の催告をし、その期間内に履行がないときは、贈与者は、原則として、当該贈与の契約の解除をすることができる(同第553条)。
4. 不適切。死因贈与とは、贈与者の死亡によって効力が生じる贈与をいい、民法の遺贈に関する規定が準用されるが、死因贈与契約書については、書面に贈与が行われたことを明確に看取し得る程度の記載があれば足りるとされている(同第550条)。
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