2級学科202009問題4
問題4: 財政の現況及び見通し
正解: 2
・ 政府は、少なくとも 5年ごとに、保険料、国庫負担の額、保険給付に要する費用の額などの現況および見通しを作成しなければならない(国民年金法第4条の3第1項、厚生年金保険法第2条の4第1項)。
・「財政の現況及び見通し」は、作成する年以降おおむね 100年を財政均衡期間と定め、収入と支出のバランスをとる期間としているが、そのバランスをとるために年金の給付水準を調整する仕組みが マクロ経済スライドである(国民年金法第4条の3第2項、同第16条の2、厚生年金保険法第2条の4第2項、同第34条)。
・ 一定の条件を満たす夫婦2人を想定した世帯が受給し始める年金額(いわゆるモデル年金)の現役男子の平均手取り収入額に対する割合である所得代替率が 100分の50を上回ることとなるような給付水準を将来にわたり確保することが求められている(平成16年法律第104号第2条第1項)。
以上、空欄(ア) ~ (ウ) にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものは 2 となる。
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