2級学科201909問題51
問題51: 贈与
正解: 4
1. 不適切。書面によらない贈与契約においては、各当事者は撤回することができるが、履行の終わった部分については、この限りでない(民法第550条)。
2. 不適切。負担付贈与ではない贈与契約の贈与者は、贈与財産に瑕疵があることを知らないで贈与した場合であっても、その瑕疵について瑕疵担保責任を負わない(同第551条第1項)。
3. 不適切。死因贈与契約は、贈与者が一方的に意思表示できる単独行為である遺贈とは異なり、受贈者がこれを受諾しなければ贈与契約は成立しない(同第554条)。
4. 適切。負担付贈与契約の受贈者がその負担である義務を履行しない場合、贈与者は、相当の期間を定めてその履行の催告をしてもその期間内に履行がないときは、その贈与契約の解除をすることができる(同第553条)。
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