2級(AFP)実技201805問22
問22: 相続税の課税価格の合計額
正解: 1
土地: 800万円(小規模宅地等の評価減特例適用後)
建物: 1,200万円
現預金: 1,000万円
本来の相続財産
計: 3,000万円
死亡保険金: 1,800万円(生命保険金等の非課税限度額控除前)
生命保険金等の非課税限度額: 1,500万円 = 500万円 × 法定相続人の数: 3名(配偶者、長男、二男)
課税価格に算入する死亡保険金: 300万円
= 死亡保険金: 1,800万円 - 生命保険金等の非課税限度額: 1,500万円
みなし相続財産
計: 300万円
債務および葬式費用: 500万円
課税価格: 2,800万円 = 3,000万円 + 300万円 - 500万円
よって、正解は 1 となる。
※「長男は、被相続人より 2014年5月に有価証券100万円の贈与を受けている」とあるが、いわゆる生前贈与加算の対象となるのは、相続または遺贈により財産を取得した者が、相続開始前 3年以内に被相続人から贈与により財産を取得している場合であるので、当該贈与は相続税の課税価格に算入されない(相続税法第19条第1項)。
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