2級学科201801問題1
問題1: ファイナンシャル・プランナーの顧客に対する行為
正解: 3
1. 不適切。住宅ローンの借換えについて相談を受けたファイナンシャル・プランナーのAさんが、顧客に対し、借換えに伴う金利低下のメリットは強調したものの、登記費用など借換えに係る諸費用等デメリットについては説明しなかったのは、不適切である。
2. 不適切。相続対策について相談を受けたファイナンシャル・プランナーのBさんが、顧客から預かっていた確定申告書の控えのコピーを、Bさんの知人である弁護士に、顧客の同意を得ることなく渡したことは、個人情報保護法に抵触する。
3. 適切。高齢の顧客から遺言について相談を受けたファイナンシャル・プランナーのCさんが、顧客が公証役場で公正証書遺言を作成するにあたり、顧客からの求めに応じ、証人としての欠格事由※に該当しないことを確認し、証人になったことは適切である。
4. 不適切。株式の購入について相談を受けたファイナンシャル・プランナーのDさんが、顧客に株式の個別銘柄の売買に関する助言を行うため、金融商品取引業の登録を受けていないにもかかわらず、顧客と投資顧問契約を締結したことは、金融商品取引法に抵触する。
※遺言の証人となることができない者は、未成年者、推定相続人および受遺者ならびにこれらの配偶者および直系血族、公証人の配偶者、四親等内の親族、書記および使用人である(民法第974条)。
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