2級学科201709問題30
問題30: 日本銀行の金融政策
正解: 1
日本銀行は平成28年9月、2%の「物価安定の目標」をできるだけ早期に実現するため、「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」を決定した。その内容は以下のとおりである。
(1) 長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)
短期金利;: 日本銀行当座預金のうち政策金利残高に ▲0.1%のマイナス金利を適用する。
短期金利;: 日本銀行当座預金のうち政策金利残高に ▲0.1%のマイナス金利を適用する。
よって、(ア) は ▲0.1%のマイナス金利。
長期金利: 10年物国債金利がゼロ%程度で推移するよう、長期国債の買入れを行う。買入れ額については、概ね現状程度の買入れペース(保有残高の増加額年間約80兆円)をめどとしつつ、金利操作方針を実現するよう運営する。
よって、(イ) は 10年物国債金利、(ウ) は 長期国債。
(2) 資産買入れ方針
長期国債以外の資産の買入れについては、以下のとおりとする。
1)ETFおよびJ-REITについて、保有残高が、それぞれ年間約6兆円、年間約900億円に相当するペースで増加するよう買入れを行う。
長期国債以外の資産の買入れについては、以下のとおりとする。
1)ETFおよびJ-REITについて、保有残高が、それぞれ年間約6兆円、年間約900億円に相当するペースで増加するよう買入れを行う。
よって、(エ) は ETFおよびJ-REIT。
2) CP等、社債等について、それぞれ約2.2兆円、約3.2兆円の残高を維持する。
以上、空欄(ア) ~ (エ)にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものは 1 となる。
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