2級学科201705問題5
問題5: 国民年金の給付
正解: 3
1. 不適切。老齢基礎年金を繰り下げて受給する場合の増額率は、繰下げ月数 1ヵ月当たり 0.7%である(国民年金法施行令第4条の5第1項)。したがって、65歳到達時に老齢基礎年金の受給資格期間を満たしている者が、68歳到達日に老齢基礎年金の繰下げ支給の申出をした場合の老齢基礎年金の増額率は、25.2%(= 0.7% × 36月)となる。
2. 不適切。障害基礎年金の加算額の対象者は、障害基礎年金の受給権者によって生計を維持し、18歳に達する日以後の最初の3月31日までの間にあるか、または20歳未満であって障害等級1級または2級に該当する障害の状態にある子である(国民年金法第33条の2第1項)。
3. 適切。遺族基礎年金を受給することができる遺族は、国民年金の被保険者等の死亡の当時、その者によって生計を維持し、かつ、所定の要件を満たす「子のある配偶者」または「子」である(国民年金法第37条の2第1項)。
4. 不適切。国民年金の第1号被保険者としての保険料納付済期間(保険料免除期間を含む)が 25年以上ある夫の死亡の当時、夫によって生計を維持し、夫との婚姻関係が 10年以上継続した60歳の妻には、寡婦年金の受給権が発生する(国民年金法第49条第1項)。
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