3級(協会)実技201501問18
問18: 日本の公的年金制度の仕組み
正解: 2
日本の公的年金は2階建ての構造になっている。
1階部分は「国民年金」であり、日本国内に住所を有する 20歳以上60歳未満の人は加入が義務付けられている(国民年金法第7条第1項第1号)。老齢基礎年金の受給額は国民年金保険料を納付した月数によって決まり、480月(40年間)納付すると満額の老齢基礎年金を受給することができる。会社員や公務員は国民年金の第2号被保険者とされ(国民年金法第7条第1項第2号)、第2号被保険者の被扶養配偶者(主として第2号被保険者の収入により生計を維持する者)は国民年金の第3号被保険者とされる(国民年金法第7条第1項第3号)。
よって、 (ア) は 20歳以上60歳未満、(イ) は 第3号被保険者。
2階部分は「厚生年金」と「共済年金」であり※、老齢厚生年金の受給額は厚生年金の加入期間とその間の賃金に応じて決まる。このほか、企業によっては、従業員に対して独自の年金を支給する「企業年金」を設けているところもある。
以上、空欄 (ア) 、(イ) にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものは 2 となる。
※平成27年10月より、被用者年金制度は一元化されている。
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