2級学科201605問題49
問題49: 土地の有効活用の手法
正解: 3
建設協力金方式とは、土地所有者が建設する建物を借り受ける予定のテナント等から貸与された保証金や建設協力金を建設資金の全部または一部に充当してビルや店舗等を建設する事業方式であるため、設例の場合、有効活用後の土地の所有名義は、Aさんのままである。
よって、(ア) は Aさん。
事業受託方式とは、土地所有者が建設資金を負担し、不動産開発業者等が事業に必要な調査・企画・設計・施工・完成後の管理・運営業務等を総合的に受託する事業方式であるため、設例の場合、有効活用後の貸しビルの所有名義は、Aさんとなる。
よって、(イ) は Aさん。
等価交換方式とは、土地所有者が土地を提供し、不動産開発業者等が建設資金を負担してマンション等を建設し、土地所有者と不動産開発業者等が土地と建物(それぞれの一部)を等価で交換する事業方式であるため、設例の場合、貸しビル建設資金のAさんの負担は発生しない。
よって、(ウ) は不要。
以上、空欄 (ア) ~ (ウ) にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものは 3 となる。
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