2級学科201605問題41
問題41: 不動産の登記や調査
正解: 1
1. 適切。借地上に借地権者名義で登記された建物を所有する借地権者は、借地権設定者が当該借地権の目的となっている土地の所有権を第三者に譲渡してその登記を移転しても、借地権を当該第三者に対抗することができる(借地借家法第10条第1項)。
2. 不適切。不動産登記には公信力がない。したがって、登記の記載事項を信頼し不動産を取得した者に対しては、記載されていた登記名義人が真実の権利者ではなかった場合、その不動産に対する権利は認められない。
3. 不適切。抵当権設定登記の登記記録は、権利部乙区に記録され(不動産登記規則第4条第4項)、登記事項として債権額や抵当権者の氏名または名称などが記録される。
4. 不適切。不動産登記法の規定により登記所に備え付けるべき地図に準ずる図面は、土地の大まかな位置や形状を表すもので、その多くは明治時代の地租改正に伴い作成され、現況と大きく異なる場合があり、土地の区画を明確にするための資料として充分な精度や正確性を持つものではない。
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