2級学科201609問題60
問題60: 相続税および贈与税
正解: 2
1. 適切。課税遺産総額に法定相続人の法定相続分を乗じた金額が 6億円を超える場合、その超える部分についての相続税の税率は 55%である(相続税法第16条)。
2. 不適切。父からの贈与により取得した財産について暦年課税の適用を受け、受贈財産がそれのみの場合、贈与を受けた年の 1月1日において 20歳以上である受贈者の贈与税の額は、特例税率(特例贈与財産に適用される税率)を適用して計算する(租税特別措置法第70条の2の5)。
3. 適切。相続人が障害者の場合には、障害者控除としてその障害者が 85歳に達するまでの年数 1年につき 10万円(特別障害者の場合は 20万円)で計算した額がその障害者の相続税額から差し引かれる(相続税法第19条の4第1項)。
4. 適切。「直系尊属から教育資金の一括贈与を受けた場合の贈与税の非課税」における非課税拠出額の限度額は、受贈者 1人につき 1,500万円である(租税特別措置法第70条の2の2第1項)。
<< 問題59 | 2級学科の出題傾向(201609) | 問題1 >>
« 2級(AFP)実技201609問30 | トップページ | 2級(AFP)実技201609問6 »
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 2級(AFP)実技202501問18(2025.02.09)
- 3級学科202405問45(2025.02.17)
コメント