2級学科201509問題20
問題20: 生命保険を活用した事業活動のリスク管理
正解: 1
養老保険を活用して法人の役員・従業員の福利厚生の充実を図ることができる。これは福利厚生プランやハーフタックスプランなどと呼ばれている。
具体的には、契約者(= 保険料負担者)を法人とし、死亡保険金受取人を被保険者の遺族、満期保険金受取人を法人とすることにより、支払保険料の 2分の1の金額を福利厚生費として損金に算入することができる。ただし、この経理処理が認められるためには、被保険者とする役員・従業員の普遍的加入等の要件を満たす必要がある(法人税基本通達9-3-4(3))。
よって、(ア) は 法人、(イ) は 2分の1。
また、役員の死亡退職金の原資のほか、役員勇退時の退職慰労金の原資を準備するために、長期平準定期保険や逓増定期保険を活用することができる(法人税基本通達9-3-5)。
よって、(ウ) は 逓増定期保険。
以上、空欄(ア) ~ (ウ) にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものは 1 となる。
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