2級(AFP)実技201601問5
問5: 外貨預金
正解: 3
外貨預金の取引において、顧客が円貨を外貨に換える際に適用されるレートをTTSレート、顧客が外貨を円貨に換える際に適用されるレートをTTBレートという。
ユーロの預入時に必要な円貨の額: 1,400,000円 = 10,000ユーロ × TTS: 140円
・ユーロ定期預金(1年)に10,000ユーロ預け入れる場合、必要な資金は 140万円である。
よって、(ア) は140万円。
米ドルベース預入額: 8,000米ドル= 1,000,000円 / TTS: 125円
米ドルベース税引後利息額: 19.2米ドル = 8,000米ドル × 0.3% × (1 - 20%)
米ドルベース受取金額: 8,019.2米ドル = 8,000米ドル + 19.2米ドル
満期時の米ドルベースの元利合計額を円転した金額: 1,010,419.2円
= 8,019.2米ドル × 満期時TTB: 126円
トルコリラベース預入額: 20,000トルコリラ = 1,000,000円 / TTS: 50円
トルコリラベース税引後利息額: 800トルコリラ = 20,000トルコリラ × 5.0% × (1 - 20%)
トルコリラベース受取金額: 20,800トルコリラ = 20,000トルコリラ + 800トルコリラ
満期時のトルコリラベースの元利合計額を円転した金額: 998,400円
= 20,800トルコリラ × 満期時TTB: 48円
・米ドル定期預金(1年)とトルコリラ定期預金(1年)に、それぞれ 100万円の範囲内(整数単位で可能な範囲)の預入れを行った場合、満期時の外貨ベースの元利合計額を円転した金額が多くなるのは米ドル定期預金(1年)である。
よって、(イ) は米ドル。
以上、空欄(ア)、(イ)にあてはまる語句の組み合わせとして、正しいものは 3 となる。
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