2級学科201409問題33
問題33: 損益通算
正解: 3
1. 適切。生活に通常必要でない資産に係る損失は、損益通算の対象外である。したがって、別荘を譲渡したことによる譲渡所得の金額の計算上生じた損失の金額は、他の各種所得の金額と損益通算することができない(所得税法第69条第2項)。
2. 適切。上場株式を譲渡したことによる譲渡所得の金額の計算上生じた損失の金額を損益通算できるのは、申告分離課税を選択した上場株式に係る配当所得の金額である(租税特別措置法第37条の12の2)。
3. 不適切。(青色申告の承認の有無にかかわらず、)納税者の事業所得の金額の計算上生じた損失の金額は、他の各種所得の金額と損益通算することができる(所得税法第69条第1項)。
4. 適切。不動産所得の金額の計算上生じた損失の金額のうち、その不動産所得を生ずべき土地の取得に要した負債の利子の額に相当する部分の金額は、他の各種所得の金額と損益通算することができない(租税特別措置法第41条の4)。
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