1級実技201309問17
問17: 土地の相続税評価額
正解: 3
設例の土地は貸家建付地と考えられる。
貸家建付地評価額は、「自用地評価額※ × (1 - 借地権割合 × 借家権割合 × 賃貸割合)」で算出する(財産評価基本通達26)。
※自用地評価額 = (路線価 × 奥行価格補正率) × 宅地面積
上記の式をまとめると、以下のようになる。
貸家建付地評価額 = 路線価 × 奥行価格補正率 × 宅地面積 × (1 - 借地権割合 × 借家権割合 × 賃貸割合)
< 資料 > によって得られた数値:
・路線価: 250千円(250D)
・奥行価格補正率: 1.00
・宅地面積: 240平米
・借地権割合: 60%
・借家権割合: 30%
・賃貸割合: 100%
まとめた式に、< 資料 > によって得られた数値を代入すると、以下のようになる。
貸家建付地評価額: 49,200千円
= 250千円 × 1.00 × 240平米 × (1 - 60% × 30% × 100%)
よって、正解は 3 となる。
※路線価方式による評価額の問題は、2012問17 に続き、4回目。これまでの出題実績は、自用地が2回、貸宅地が1回となっています。今回は、貸家建付地の登場。やはり今回も...特にヒネリも何も見当たらない問題でした。むしろ2級のほうが...以下略。
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