問題20: 損害保険を利用した家庭のリスク管理
正解: 3
1. 住宅火災保険とは、火災、破裂、爆発はもちろん、風災・雪災・ひょう災・落雷といった自然災害による損害も補償の対象とする保険である。したがって、Aさんが、火災や台風の突風による自宅の損害に備えて、建物と家財を保険の対象とした火災保険の契約をしたのは、適切と考えられる。
2. 個人賠償責任保険とは、他人の身体または財物に損害を与えた場合に生ずる法律上の賠償責任を負担する保険であるが、被保険者は、契約者本人、配偶者、契約者本人または配偶者と生計を一にする同居の親族および別居の未婚の子となっている。したがって、Bさんが、中学校に自転車通学する子どもが歩行者と接触事故を起こして法律上の損害賠償責任を負った場合に備えて、個人賠償責任保険を付帯した普通傷害保険の契約をしたのは、適切と考えられる。
3. 所得補償保険とは、病気やケガで就業不能になった場合に被保険者が被る所得の喪失を補償対象とする保険である。したがって、Cさんが、子どもの出産や育児のために就業できずに収入が途絶える場合に備えて、所得補償保険の契約をしたのは、不適切と考えられる。
4. 車両保険とは、衝突・接触、火災、爆発、物の飛来・落下、自然災害、いたずら、盗難等の偶発的な事故により自動車に生じた損害を補償する保険である。したがって、Dさんが、新車を購入した際、車両に対するいたずらや盗難に遭った場合に備えて、車両保険を付けた自動車保険の契約をしたのは、適切と考えられる※。
※相手方が確認できる他車との衝突・接触のみを補償するエコノミータイプを除く。
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