2級学科201401問題10
問題10: 中小企業の資金調達
正解: 1
中小企業が金融機関から融資を受ける場合、担保や経営者等の保証を提供することが一般的であり、国内銀行の担保付貸出に占める割合が最も大きい物的担保は、不動産である(地域金融機関の場合、融資の担保の9割超が「不動産担保」となっている)。
よって、(ア) は 不動産。
また、企業が保有する売掛金などの債権や在庫などの資産を担保として提供することにより、金融機関から融資を受ける資金調達方法をいわゆるABL(アセット・ベースト・レンディング: 動産・売掛金担保融資)といい、近年注目を集めている。
よって、(イ) は ABL(アセット・ベースト・レンディング)。
以上、空欄 (ア)、(イ) にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものは 1 となる。
※わが国の企業のバランスシートにおいては、「土地」よりも「在庫・売掛金」の占める割合が大きいことから、これまで担保としてあまり活用されてこなかった「動産・売掛金担保」を活用することにより、資金調達枠が拡大し、円滑な資金調達に資することが期待される。また、金融機関としても、企業の経営実態をより深く把握することが可能となり、信用リスク管理を強化できるとされる。
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