2級学科201301問題59
問題59: 類似業種比準価額の引下げ
正解: 4
類似業種比準価額の比準要素は、1株当たりの配当金額、利益金額および純資産価額であるので、この各要素を引き下げることによって、類似業種比準価額を引き下げることができる。
1. 適切。役員退職金の支払いは、評価会社の利益金額および純資産価額を減少させるため、自社株式の類似業種比準価額を引き下げる効果がある。
2. 適切。不良債権の処理による償却費の損金計上は、評価会社の利益金額および純資産価額を減少させるため、自社株式の類似業種比準価額を引き下げる効果がある。
3. 適切。高収益部門の分社化は、評価会社の利益金額を減少させるため、自社株式の類似業種比準価額を引き下げる効果がある。
4. 不適切。普通配当金の増額は、評価会社の配当比準値を引き上げるため、自社株式の類似業種比準価額を引き下げる効果はない。
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