2級学科201301問題20
問題20: 損害保険を活用した事業のリスク管理
正解: 1
1. 不適切。店舗総合保険とは、事業者向けの火災保険である。したがって、レストランの事業主に対して、食中毒の発生により法律上の損害賠償責任を負うリスクに備えて、店舗総合保険の契約をアドバイスしたのは不適切である。この場合、生産物賠償責任保険もしくは店舗賠償責任保険を契約するのが適切と考えられる。
2. 適切。普通傷害保険とは、急激かつ偶然な外来の事故による傷害を補償する保険である。したがって、新聞販売の事業主に対して、新聞配達中の事故で従業員がケガを負うリスクに備えて、従業員を被保険者とする普通傷害保険の契約をアドバイスしたのは適切である。
3. 適切。店舗休業保険とは、火災・落雷・破裂・爆発等の災害によって事務所・店舗等が損害を受けたことで営業が休止・阻害されたために生じた利益損失、また、不測かつ突発的な原因によって構外からの電気・ガス・水道等の供給が停止したことで営業が休止・阻害されたために生じた利益損失を補償する保険である。したがって、商業ビルで寿司店を経営している事業主に対して、隣接する他の店舗の火災により営業が休止するリスクに備えて、店舗休業保険の契約をアドバイスしたのは適切である。
4. 適切。施設所有(管理)者賠償責任保険とは、施設の所有者、管理者、使用者が施設の欠陥・管理の不備、または施設の用法に伴う業務の遂行に起因し、法律上の損害賠償責任を負うことにより被る損害を担保する保険である。したがって、賃貸ビルの事業主に対して、ビル管理の不備による事故で第三者にケガを負わせ法律上の損害賠償責任を負うリスクに備えて、施設所有(管理)者賠償責任保険の契約をアドバイスしたのは適切である。
<< 問題19 | 2級学科の出題傾向(201301) | 問題21 >>
« 3級(協会)実技201301問11 | トップページ | 3級学科201301問34 »
コメント