問18: 相続税の課税価格に算入される死亡保険金額
正解: 4
死亡保険金の非課税金額の総額を求める。
死亡保険金の非課税金額の総額: 20,000千円
= 5,000千円 × 法定相続人の数: 4名(妻、長男、二男、長女)
死亡保険金の非課税金額の総額を各相続人等が取得した生命保険金(被相続人の相続について、相続の放棄をしている者は非適用なので含めない)の割合で按分する。
各相続人等が取得した生命保険金:
妻の生命保険金の取得額: 30,000千円
長男の生命保険金の取得額: 10,000千円
長女の生命保険金の取得額: 10,000千円
妻の生命保険金の非課税金額: 15,000千円
= 20,000千円 × 30,000千円 / (30,000千円 + 10,000千円)
長男の生命保険金の非課税金額: 5,000千円
= 20,000千円 × 10,000千円 / (30,000千円 + 10,000千円)
長女の生命保険金の非課税金額: 0円
各相続人等の相続税の課税価格に算入される死亡保険金額を求める。
妻の相続税の課税価格に算入される死亡保険金額: 15,000千円
= 30,000千円 - 妻の生命保険金の非課税金額: 15,000千円
長男の相続税の課税価格に算入される死亡保険金額: 5,000千円
= 10,000千円 - 長男の生命保険金の非課税金額: 5,000千円
長女の相続税の課税価格に算入される死亡保険金額: 10,000千円
= 10,000千円 - 長女の生命保険金の非課税金額: 0円
よって、正解は 4 となる。
※各相続人等の相続税の課税価格に算入される死亡保険金額を求める問題は、1級実技では初出と思われますが、CFPのリスクと保険では、もはや定番中の定番ということで...これ以上のコメントは控えさせていただきます。あしからず。
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