2級学科201205問題1
問題1: ファイナンシャル・プランナーの顧客に対する行為
正解: 4
1. 適切。金融商品取引業の登録を受けていないファイナンシャル・プランナーが、顧客からの株式投資の相談に関し、有価証券の勧誘を目的とせずに、市販の投資専門雑誌を示して株式投資の一般的なリスクを説明したことは、金融商品の価値等の分析に基づく投資判断の助言にはあたらず、金融商品取引法には抵触しない。
2. 適切。生命保険募集人の登録を受けていないファイナンシャル・プランナーが、顧客からライフプランの相談があるときに、生命保険の募集・勧誘を目的とせず、世帯主死亡時の必要保障額準備としての生命保険活用の一般的な効果を説明することは禁止されず、保険業法には抵触しない。
3. 適切。不動産登記法によれば、だれでも手数料を納付して、登記事項証明書、地図等の交付を請求することができるとされている。したがって、宅地建物取引業の免許を受けていないファイナンシャル・プランナーが、顧客の土地購入に係る相談に関し、隣接地所有者を明らかにするための登記簿・公図を法務局で調査し報告したのは、不動産登記法には抵触しない。
4. 不適切。税理士資格を有しないファイナンシャル・プランナーが、顧客サービスの一つとして、国税庁のホームページを利用して顧客の所得税の確定申告書をその顧客に代わって作成することは、税理士の独占業務のうちの一つである「税務書類の作成」であることに何ら変わりなく、税理士法に抵触することとなる。
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