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2級学科201201問題50

問題50: 土地の有効活用の検討


正解: 4


本問の選択肢には、事業受託方式、定期借地権方式、等価交換方式の 3方式が登場する。

事業受託方式とは、土地所有者が建設資金を負担し、不動産開発業者等が事業に必要な調査・企画・設計・施工・完成後の管理・運営業務等を総合的に受託する事業方式である。

定期借地権方式とは、土地所有者がその所有権を移転させることなく、契約の更新なく当初に取り決めた一定期間に限り、土地を貸し付けることで、比較的安定した収入を確保することができる事業方式である。

等価交換方式とは、土地所有者が土地を提供し、不動産開発業者等が建設資金を負担してマンション等を建設し、土地所有者と不動産開発業者等が土地と建物(それぞれの一部)を等価で交換する事業方式である。


(ア) の選択肢としては、事業受託、定期借地権、等価交換があるが、「建物の建設資金はAさんが負担」とあるので、定期借地権、等価交換ともに選択肢から外れる。

したがって、(ア) は、事業受託。

(イ) の選択肢としては、定期借地権、事業受託、等価交換があるが、「Aさんは土地の所有権の一部を手放すことにな」るとあるので、定期借地権、事業受託ともに選択肢から外れる。

したがって、(イ) は、等価交換。

(ウ) の選択肢としては、等価交換、定期借地権があるが、「Aさんは土地の所有権を保持したまま」とあるので、等価交換は選択肢から外れる。

したがって、(ウ) は、定期借地権。


よって、空欄 (ア) ~ (ウ) いずれの条件にもあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものは 4 のみとなる。


資格の大原 資格の大原 宅建主任者講座
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関連問題:
所有する土地を有効活用する場合の手法等


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