2級学科200805問題26
問題26: 株式の信用取引
正解: 3
信用取引とは、顧客が一定の委託保証金を証券会社に担保として預け、買付資金または売付証券を借りて売買を行い、所定の期限内に反対売買または現引き・現渡しの方法により弁済する取引である。
よって、(ア) は 委託保証金。
一般に信用取引においては、委託保証金の率を 30%とすると、委託保証金の約3.3倍(= 委託保証金 / 30%)までの取引が可能となるため、株価が顧客の予想どおりに動いた場合には利益もその分大きくなるが、逆に動いた場合には損失もその分大きくなる。また、委託保証金は、現金以外に一定の有価証券で代用することも認められている。
よって、(イ) は 3.3、(ウ) は 有価証券。
信用取引には、取引所の規則に基づいて行われる「制度信用取引」および顧客と証券会社との間の合意に基づいて行われる「一般信用取引」があるが、「制度信用取引」の場合、売買が成立した日の 6ヵ月目の応当日から起算して 4営業日目までに弁済をすることになっている(これに対し、一般信用取引では、弁済期限は、証券会社との相対で決められる)。
よって、(エ) は 6ヵ月。
以上、(ア)~(エ) にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものは 3 となる。
<< 問題25 | 2級学科の出題傾向(200805) | 問題27 >>
« 2級(AFP)実技201201問32 | トップページ | 2級(AFP)実技201201問6 »
コメント