1級学科200901問1
問1: ファイナンシャル・プランニングを行ううえでの関連法規
正解: 3
(a) 適切。弁護士資格を有しないファイナンシャル・プランナーが,顧客に遺産分割の問題が生じた際,相続に関する一般的な説明を無償で行うことは,一般の法律事務を扱うことにはあたらず,弁護士法に抵触しない。
(b) 適切。税理士資格を有しないファイナンシャル・プランナーが,顧客から依頼を受け,顧客のデータに基づいて行う具体的な税務相談は,無償によるものであれ有償によるものであれ税理士法に抵触するが,顧客のデータを参考にした架空の事例に基づく一般的な税の説明を有償で行うことは,税理士法に抵触しない。
(c) 不適切。宅地建物取引業者ではないファイナンシャル・プランナーが,「業」として顧客の宅地または建物を顧客の代理人という立場で売買することは,宅地建物取引業法に抵触する。 (宅地建物取引業法第3条第1項)
以上のとおり,適切なものは 2つである。よって,正解は 3 となる。
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