3級(協会)実技201101問4
問4: 経済用語
正解: 3
1. 適切。空欄(ア)に入る用語は、「日銀短観(全国企業短期経済観測調査)」である。
『A 「短観」("タンカン"と読みます)は、正式には「全国企業短期経済観測調査」と言い、わが国の景気動向を把握するために、全国約1万社の企業を対象に、3か月に1度実施される統計調査です。短観では、企業が自社の業況や経済環境の現状・先行きについてどうみているか、といった項目に加え、売上高や収益、設備投資額といった事業計画の実績・予測値など、企業活動全般にわたる項目について調査をしています。本調査は、日本銀行が金融政策を行うにあたっての重要な判断材料の一つとして利用されているほか、景気の現状や先行きをみていくうえでの代表的な統計の一つとして、国内外の多くの方々に利用されており、海外でも"TANKAN"の名称で広く知られています。』
2. 適切。空欄(イ)に入る用語は、「家計調査」である。
「家計調査は,一定の統計上の抽出方法に基づき選定された全国約9千世帯の方々を対象として,家計の収入・支出,貯蓄・負債などを毎月調査しています。
家計調査の結果は,これら調査世帯の方々の御理解・御回答によって得られており,我が国の景気動向の把握,生活保護基準の検討,消費者物価指数の品目選定及びウエイト作成などの基礎資料として利用されているほか,地方公共団体,民間の会社,研究所あるいは労働組合などでも幅広く利用されています。」
3. 不適切。空欄(ウ)に入る用語は、「企業物価指数」である。
「2.統計内容
(1)概要、目的・機能
企業物価指数は、企業間で取引される財に関する物価の変動を、測定するものである。その主な目的は、企業間で取引される財に関する価格の集約を通じて、財の需給動向を把握し、景気動向ひいては金融政策を判断するための材料を提供することにある。また、生産額などの金額計数から価格要因を除去して数量の変動を抽出する(実質化する)際のデフレーターとしての機能のほか、企業間での個々の商取引における値決めの参考指標としての機能も有している。」
よって、正解は 3 となる。
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