問5: 保険から受けることができるガンに関する給付
正解:
(ア) 120
(イ) 600
(ウ) 1,510
1. ガンに罹患し、90日間にわたり入院した場合、入院給付金として合計120万円を受け取ることができる。
< 資料1 > 定期保険特約付終身保険より 計: 0円
入院給付金: なし
< 資料2 > 医療保険(無配当)より 計: 300,000円
入院給付金: 300,000円 = 5,000円 × 60日
(同一事由の1回の入院給付金支払い限度は60日となっているため)
< 資料3 > ガン保険※より 計: 900,000円
入院給付金: 900,000円 = 10,000円 × 90日
合計: 1,200,000円 = 0円 + 30万円 + 90万円
※ガン保険の入院給付金の支払日数は、無制限であるのが一般的。
よって、(ア) は 120。
2. 初めてガンに罹ったと医師から確定診断された場合、一時金として合計600万円を受け取ることができる。
< 資料1 > 定期保険特約付終身保険より 計: 500万円
3大疾病保障特約: 500万円※
< 資料2 > 医療保険(無配当)より 計: 0円
診断給付金: なし
< 資料3 > ガン保険より 計: 100万円
診断給付金: 100万円
合計: 600万円 = 500万円 + 0円 + 100万円
※3大疾病保障特約とは、ガンの場合は、初めて診断されたとき、また、脳卒中、急性心筋梗塞の場合は、所定の状態となった場合に支払われる特約である。
よって、(イ) は 600。
3. 3大疾病保険金を受け取った後にガンで死亡した場合、千秋さんは合計1,510万円の死亡保険金を受け取ることができる。
< 資料1 > 定期保険特約付終身保険より 計: 1,500万円
終身保険: 200万円
定期保険特約: 1,300万円
< 資料2 > 医療保険(無配当)より 計: 0円
< 資料3 > ガン保険より 計: 10万円
死亡保険金: 10万円
合計: 1,510万円 = 1,500万円 + 0円 + 10万円
※3大疾病保障特約は、「3大疾病保険金」、「高度障害保険金」、「死亡保険金」のいずれかが支払われると契約が消滅する保険である。したがって、生前に3大疾病保険金を受け取っている場合は、死亡時には死亡保険金が支払われない。
よって、(ウ) は 1,510。
※本問のコメントも
1級実技2009問1 と同様のものになりそうです。「あえていえば...1級実技よりも2級の問題のほうが難度が高いのではという印象さえ受けます。もちろん、CFPの問題には比べるべくもありませんが、1級実技のこの種の問題の対策としては、2級の過去問の演習をなさるのが、ほどよい難易度という意味でちょうどよろしいのではないかと思うのですが...どうでしょうか。」下記に
関連問題のリンク を示しましたので、ご参照いただければ幸いです。
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