1級実技201009問17
問17: 退職一時金の税引後の手取り金額
正解: 2
退職金: 500万円
勤続年数: 5年
退職所得控除額: 200万円 = 5年 × 40万円
退職所得: 150万円 = (500万円 - 200万円) / 2
所得税: 7.5万円 = 150万円 × 5%
住民税: 13.5万円 = 150万円 × (4%+6%) × 0.9
退職金手取り額: 479万円 = 500万円 - 7.5万円 - 13.5万円
479万円 = 4,790,000円
よって、正解は 2 となる。
※退職金の手取り額を計算させる問題は、これまでに 3回出題されています。たとえば、200309問6、200303問9 は、退職所得における勤続年数については 1年未満の端数を切り上げること、200809問15については、それに加え、さらに「休職」期間も含めることが解答のカギとなっています。しかし、今回の問題は、実勤続年数が 5年となるケースで、その点では何のひねりもなく、2級実技よりもやさしいといえそうです。むしろ、ここで留意すべきは、問題の簡単さに安心しきって、ついつい「住民税が10%OFF」となることを忘れてしまうことなのではないでしょうか。
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