2級学科201005問題24
問題24: 一般的な債券の仕組み等
正解: 3
1. 適切。固定利付債や割引債において、債券価格が下落すると、その債券の最終利回りが上昇する。
2. 適切。投資家が証券会社を相手として行う債券の相対取引では、同一銘柄・同一日時の取引であっても、証券会社によって、取引価格が異なる場合がある。
3. 不適切。オーバーパー発行とは、額面よりも高い価格で債券が発行されることである。したがって、オーバーパー発行の債券を発行時に購入し償還まで保有していた場合、その債券が額面金額によって償還されれば、償還差損が発生することになる。
4. 適切。残存期間が2年の割引債Aと残存期間が3年の割引債Bがあった場合、どちらの割引債も償還価格が100円で債券価格が95円であるとすると、残存期間が短い割引債Aの方が最終利回りは高い。
参考) 4肢の最終利回りの計算例※
割引債A: 2.598% ≒ ((100/95)^(1/2) - 1) × 100
割引債B: 1.724% ≒ ((100/95)^(1/3) - 1) × 100
割引債A: 2.598% > 割引債B: 1.724%
∴割引債Aの方が最終利回りは高い。
※小数点以下第4位四捨五入。(画面表示上の制約により、一般に行われているルート記号による表現を、ここでは指数による表現に置き換えている)
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