2級学科201005問題16
問題16: 任意加入の自動車保険から支払われる保険金
正解: 3
1. 不適切。対人賠償保険では、自動車事故によって他人を死傷させ法律上の損害賠償責任が生じた場合に、自動車損害賠償責任保険から支払われる金額を超える部分に対し保険金が支払われる。したがって、Aさんが自動車を運転中に、Aさんの子に誤って接触しケガを負わせた場合、対人賠償保険の保険金支払いの対象とはならない。
2. 不適切。対物賠償保険では、自動車事故によって他人の財物に損害を与え法律上の賠償責任が生じた場合に保険金が支払われる。したがって、Bさんが自動車を運転中に、Bさんの父親が所有する家に誤って衝突し損害を与えた場合、対物賠償保険の保険金支払いの対象とはならない。
3. 適切。車両保険とは、衝突・接触等により自動車に生じた損害を補償する保険であるが、その種類により補償範囲は異なっており、そのなかでも一般条件は、当て逃げ・単独事故等もカバーするタイプとなっている。したがって、Cさんが自動車を運転中に、誤って自損事故を起こして被保険自動車が損害を被った場合、一般条件の車両保険の保険金支払いの対象となる。
4. 不適切。人身傷害補償保険では、無免許運転、薬物等の影響で正常な運転ができないおそれがある状態での運転、酒気帯び運転の場合に生じた損害が免責事項に含まれている。したがって、Dさんが飲酒運転により自損事故を起こしてケガを負った場合、人身傷害補償保険の保険金支払いの対象とはならない。
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