2級(AFP)実技201001問3
問3: 経済指標
正解:
(ア) 2
(イ) 6
<語群>
1. 景気動向指数
「1.統計の目的
景気動向指数は、生産、雇用など様々な経済活動での重要かつ景気に敏感に反応する指標の動きを統合することによって、 景気の現状把握及び将来予測に資するために作成された指標である。」
2. 日銀短観
『A 「短観」("タンカン"と読みます)は、正式には「全国企業短期経済観測調査」と言い、わが国の景気動向を把握するために、全国約1万社の企業を対象に、3か月に1度実施される統計調査です。短観では、企業が自社の業況や経済環境の現状・先行きについてどうみているか、といった項目に加え、売上高や収益、設備投資額といった事業計画の実績・予測値など、企業活動全般にわたる項目について調査をしています。本調査は、日本銀行が金融政策を行うにあたっての重要な判断材料の一つとして利用されているほか、景気の現状や先行きをみていくうえでの代表的な統計の一つとして、国内外の多くの方々に利用されており、海外でも"TANKAN"の名称で広く知られています。』
3. 景気ウォッチャー調査
「○調査の目的
地域の景気に関連の深い動きを観察できる立場にある人々の協力を得て、地域ごとの景気動向を的確かつ迅速に把握し、景気動向判断の基礎資料とすることを目的とする。」
4. 消費動向調査
「1. 調査の目的
本調査は、今後の暮らし向きの見通しなどについて、消費者の意識を把握するとともに、旅行、各種サービス等への支出予定、主要耐久消費財等の保有状況を把握することにより、景気動向判断の基礎資料を得ることを目的とする。」
5. 企業物価指数
日本銀行 ( 企業物価指数(2005年基準)の概要 ) より
「2.統計内容
(1)概要、目的・機能
企業物価指数は、企業間で取引される財に関する物価の変動を、測定するものである。その主な目的は、企業間で取引される財に関する価格の集約を通じて、財の需給動向を把握し、景気動向ひいては金融政策を判断するための材料を提供することにある。また、生産額などの金額計数から価格要因を除去して数量の変動を抽出する(実質化する)際のデフレーターとしての機能のほか、企業間での個々の商取引における値決めの参考指標としての機能も有している。」
6. 消費者物価指数
「消費者物価指数は、全国の世帯が購入する家計に係る財及びサービスの価格等を総合した物価の変動を時系列的に測定するものです。すなわち家計の消費構造を一定のものに固定し、これに要する費用が物価の変動によって、どう変化するかを指数値で示したもので、毎月作成しています。指数計算に採用している各品目のウエイトは総務省統計局実施の家計調査の結果等に基づいています。品目の価格は総務省統計局実施の小売物価統計調査によって調査された小売価格を用いています。結果は各種経済施策や年金の改定などに利用されています。」
以上より、(ア) は 2. 日銀短観、 (イ) は 6. 消費者物価指数 の解説であることがわかる。
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