2級学科201001問題1
問題1: ファイナンシャル・プランナーの顧客に対する行為
正解: 1
1. 不適切。金融商品取引業の登録を受けていないファイナンシャル・プランナーが、顧客と有償の投資顧問契約を結び、その契約に基づき、顧客に株式の個別銘柄に関する投資情報を提供したのは、金融商品の価値等の分析に基づく投資判断の助言にあたり、金融商品取引法に抵触する。
2. 適切。税理士資格を有しないファイナンシャル・プランナーが、顧客から相続税の算出方法について相談されたので、仮定の事例に基づく概算額を計算して説明したのは、顧客からの個別・具体的な税務相談に答弁または意見表明を行うことにはあたらず、税理士法に抵触しない。
3. 適切。弁護士資格を有しないファイナンシャル・プランナーが、顧客から遺言の方式について尋ねられたので、公正証書遺言・自筆証書遺言等の概略について、相違点を中心に説明したのは、具体的な法律判断を下す一般の法律事務の取り扱いにはあたらず、弁護士法に抵触しない。
4. 適切。生命保険募集人の登録を受けていないファイナンシャル・プランナーが、生命保険の募集・勧誘を目的とせずに、顧客のライフプランを立案・作成し、死亡時に必要な保障額に基づき生命保険加入の必要性を提案したのは、保険業法に抵触しない。
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