2級学科200909問題40
問題40: 決算書と法人税申告書
正解: 2
1. 適切。損益計算書は一定期間における企業等の経営成績を示し、貸借対照表は決算期末時点における財政状態を示している。
2. 不適切。株主資本等変動計算書※には、剰余金の配当額が記載される。
3. 適切。法人税の各事業年度の所得の金額と企業会計における決算上の当期純利益とは、必ずしも一致するとは限らない。
4. 適切。法人税申告書別表四(所得の金額の計算に関する明細書)には、法人税における所得金額または欠損金額が記載される。
※会社法においては、株式会社は、原則として、株主総会の決議により、期中いつでも剰余金の配当ができることとなったが、従来の貸借対照表および損益計算書だけでは、資本金、準備金および剰余金の数値の連続性を把握することが困難となるため、従来の利益処分計算書に代えて株主資本等変動計算書の作成が義務付けられたものである。
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