2級学科200909問題20
問題20: 損害保険を利用した個人のリスク管理
正解: 2
1. 地震保険とは、地震・噴火・津波による火災・損壊・埋没・流失に備える保険である。したがって、地震で自宅が倒壊したときに被る損害に備えて、地震保険を付帯して住宅火災保険を契約したのは、適切といえる。
2. 個人賠償責任保険とは、他人の身体または財物に損害を与えた場合に生ずる法律上の賠償責任を負担する保険であるが、被保険者の業務に起因した賠償責任は対象外である。したがって、レストランを開業する個人事業主が、食中毒などの営業上の事故により被る損害に備えて、個人賠償責任保険を契約したのは、不適切といえる。この場合は、生産物賠償責任保険もしくは店舗賠償責任保険を契約するのが適切と考えられる。
3. ゴルファー保険とは、ゴルフの練習・競技または指導中に起こした事故により生ずる法律上の賠償責任、ゴルファー自身の傷害、ゴルフ用品の盗難・損害、ホールインワン等の際に負担する費用等を担保する保険である。したがって、ゴルフクラブを購入したので、ゴルフ場構内でのゴルフクラブの破損や盗難により被る損害に備えて、ゴルファー保険を契約したのは、適切といえる。
4. 所得補償保険とは、国内・国外を問わず、病気やケガで就業不能となった場合にあらかじめ設定された一定額を月単位で受け取れる保険である。したがって、設計事務所を開業している個人事業主が、病気やケガで就業不能となり収入を得られなくなる場合に被る損失に備えて、所得補償保険を契約したのは、適切といえる。
<< 問題19 | 2級学科の出題傾向(200909) | 問題21 >>
« 2級学科200905問題20 | トップページ | 2級学科200801問題20 »
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 3級学科202401問45(2025.01.19)
- 3級学科202401問44(2025.01.17)
コメント