2級学科200909問題9
問題9: 住宅ローンにおける返済予定額の試算
正解: 2
元金均等返済方式とした場合の返済予定額の試算:
元本部分: 12.5万円 = 3,000万円 / (20年 × 12ヵ月)
利息部分: 7.5万円 = 3,000万円 × 3% / 12ヵ月
返済初回(1回目)の元利金合計の返済額: 20万円 = 12.5万円 + 7.5万円
元利均等返済方式での返済初回(1回目)の元利金合計の返済額:166,379円
200,000円 > 166,379円
∴元金均等返済方式のほうが多い金額となる。
よって、(ア) は 多い。
返済13回目のローン残高: 2,850万円 = 3,000万円 × 19年※ / 20年
利息部分: 7.125万円 = 2,850万円 × 3% / 12ヵ月
※返済から1年(12回目)を経過した時点の19年分の残高である。
元利均等返済方式での返済13回目の利息部分の返済額: 72,221円
71,250円 < 72,221円
∴元金均等返済方式のほうが少ない金額となる。
よって、(イ) は 少ない。
20年間の元利金合計の総返済額の試算:
元利均等返済方式の場合)
元利金の返済額合計: 39,930,960円 = 166,379円 × 20年 × 12ヵ月
元金均等返済方式の場合)
返済1回目の利息部分: 7.5万円 = 3,000万円 × 3% / 12ヵ月
返済240回目の利息部分: 0.3125万円 = 12.5万円 × 3% / 12ヵ月
利息部分の返済額合計※: 903.75万円 = (7.5万円 + 0.3125万円) × 240回 /2
元利金の返済額合計: 3,903.75万円 = 3,000万円 + 903.75万円
※返済1回目の利息部分を上底、返済240回目の利息部分を下底とし、返済回数を高さとする台形の面積を求めたものである。
39,930,960円 > 39,037,500円
∴20年間の元利金合計の総返済額は、元金均等返済方式とした場合の方が、元利均等返済方式とした場合よりも少ない金額となる。
よって、(ウ) は 少ない。
以上、すべての語句の組み合わせを満たす選択肢は、2 となる。
<< 問題8 | 2級学科の出題傾向(200909) | 問題10 >>
« 2級学科200801問題23 | トップページ | 2級学科200905問題15 »
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 3級学科202401問45(2025.01.19)
- 3級学科202401問44(2025.01.17)
コメント