2級学科200801問題20
問題20: 家庭のリスク管理と損害保険についてのアドバイス
正解: 4
1. 人身傷害補償保険とは、被保険者が死傷した場合、示談成立を待つことなく、過失の割合に関係なく契約金額の範囲内で実損額が補償される保険である。したがって、自動車事故により被保険者が死傷した場合に、相手の過失の割合に関係なく被保険者本人に生じた損害が補償されるよう、人身傷害補償保険への加入をアドバイスしたのは、適切といえる。
2. 価額協定保険特約とは、時価額ではなく、再調達価額(新価)で保険金が支払われる特約である。したがって、自宅を火災で焼失した場合に、同程度の家を再調達することができるよう、住宅総合保険に付保割合100%の価額協定保険特約を付けることをアドバイスしたのは、適切といえる。
3. 所得補償保険とは、国内・国外を問わず、病気やケガで就業不能となった場合にあらかじめ設定された一定額を月単位で受け取れる保険である。したがって、病気やケガの療養のために就業できなくなった場合に、その間に得ることができない所得が補償されるよう、所得補償保険への加入をアドバイスしたのは、適切といえる。
4. 個人賠償責任保険とは、他人の身体または財物に損害を与えた場合に生ずる法律上の賠償責任を負担する保険であるが、車両事故により生じた賠償責任は対象外である。したがって、自己所有の原動機付自転車の運転中の事故により歩行者を死傷させた場合に、被害者に対する損害賠償金を補償することができるよう、個人賠償責任保険への加入をアドバイスしたのは、不適切といえる。
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