1級実技200909問4
問4: 個人向け国債変動10年の中途換金に関する流れの説明
正解:
(ア) 952
(イ) 2,520
(ウ) 498,432
中途換金する平成21年9月1日までの経過利子相当額: 952円
(経過日数を139日とする。円未満の端数切り捨て)
500,000円 × 0.5% × 139日/365日 = 952.05479円
よって、(ア) は 952。
中途換金の際に差し引かれる中途換金調整額: 2,520円
(500,000円 × 0.57% × 6/12ヵ月 + 500,000円 × 0.69% × 6/12ヵ月) × 0.8= 2,520円
よって、(イ) は 2,520。
中途換金による手取り額: 498,432円
500,000円 + 952円 - 2,520円 = 498,432円
よって、(ウ) は 498,432。
※1級実技2007まとめ において、2008年度にも 200709問14 に類似する問題が、中途換金調整額の「直前2回分の利子(税引前)相当額 x 0.8」への変更にからめ、トラップ問題として出題されるのではないかと予想をしたところだったのですが...その予想は見事に外れ、今回2009年度の出題となってしまいました。
あとで、2008年度実技試験の表紙をみて気がついたことなんですが...「☆☆☆解答にあたっての注意事項☆☆☆」には、「・試験問題については、とくに指示のない限り、平成20年4月1日現在施行の法令等に基づいて解答してください。」とあるんですね。そうなのです。中途換金調整額が変更されるのは、H20年4月15日以降なので、変更前の2008年度ではなく、変更後の「平成21年4月1日現在施行の法令等に基づいて解答」すべき、2009年度試験で出題されると考えるべきだったのです。個人的には、してやられたという感じですね。
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