1級実技200909問18
問18: 小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例
正解: 14,688,000
正面路線の判定:
a 300C x 奥行価格補正率:1.00 = 300千円
b 200C x 奥行価格補正率:1.00 = 200千円
よって、a 300Cが正面路線となる。
正面路線と他の路線の関係:
側方路線
b 200C x 角地における側方路線影響加算率:0.03 = 6千円
1平米あたりの価額:
300千円 + 6千円 = 306千円
宅地の評価額:
306千円 x 240平米 = 73,440千円
減額金額(特定居住用宅地等: 240平米まで80%減額):
73,440千円 x 240平米 / 240平米 x 80% = 58,752千円
特例適用後の評価額:
73,440千円 - 58,752千円 = 14,688千円
14,688千円 = 14,688,000円
※問題文には、わざわざ、『※この宅地は、「特定居住用宅地等」に該当し、「小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例」の適用を受けるための要件はすべて満たしているものとする。』との注意書きがあり、宅地面積も80%減額が適用される最高限度の240平米と、計算も簡単になるよう配慮されています。この問題に限らず、宅地の相続税評価額を求める問題は、サービス問題が多いように思えます。
関連問題:
« 1級実技の出題傾向(200909) | トップページ | 1級実技200909問12 »
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 2級(AFP)実技202501問18(2025.02.09)
コメント