1級実技200309問7
問7: 住宅取得資金贈与の特例
正解: 4
住宅取得資金贈与の特例とは、贈与資金1,500万円までは、贈与した年以後5年間にわたって分割して贈与されたものとみなし(5分5乗方式)、贈与税を計算する制度である。
設例においては、2,500万円が贈与されたものとしているので、以下の式が正しい。
贈与税額 = (370万円(A) - 19万円(B))+19万円(B) x 5=446万円
(A) = {(1,500万円 x1/5 + 2,500万円 - 1,500万円) - 110万円} x 50% - 225万円 = 370万円
(B) = (1,500万円 x1/5 - 110万円) x 10% = 19万円
解説:
贈与した年分の贈与額を、1,300万円とみなし、贈与税を計算する。
1,500万円以下の部分に対しては、5分の1の300万円、1,500万円超の部分に対しては、2,500万円から 1,500万円を差し引いた1,000万円であるとして、贈与税を計算する。
(A) = {(1,500万円 x1/5 + 2,500万円 - 1,500万円) - 110万円} x 50% - 225万円 = 370万円
贈与した年の1,500万円以下の部分および翌年以後の各年(4年間)の贈与額を、5分の1の300万円とみなし、贈与税を計算する。
(B) = (1,500万円 x1/5 - 110万円) x 10% = 19万円
(A) - (B): 1,500万円超の部分に対しての贈与税額
(B) x 5: 1,500万円以下の部分に対しての贈与税額
(B) x 5: 1,500万円以下の部分に対しての贈与税額
贈与税の合計額 = ((A) - (B))+(B) x 5 = 446万円
よって、正解は、4。
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