1級実技2004問14
問14: 損害賠償責任と製造物責任保険
正解: 4
1. 正しい。製造業者等が提供した商品で消費者がけがをしたり、物を壊されたときに、被害者は「実際に損害が起きたこと」「製品に欠陥があったこと」「損害と製品の欠陥に因果関係があったこと」のみを立証すれば、製造業者等は過失の有無を問わず法律上の損害賠償責任を負う。
(製造物責任法)
2. 正しい。PL保険は、製造業者等が、製造あるいは販売した製品の欠陥によって消費者の身体や財物に損害を与える、いわゆる「拡大損害」により、法律上の損害賠償責任を負ったときに保険金が支払われる。
3. 正しい。PL保険では、被害者に支払うべき法律上の損害賠償金だけでなく、訴訟になった場合の弁護士費用などの争訟費用も補償される。
4. 誤り。PL保険では、前述したとおり「拡大損害」が補償対象であって、製造業者等が製造・販売した商品自体に生じた損害は補償対象外である。したがって、修理・交換費用のほか、製品のリコール費用についても補償されることはない。
1級FP技能検定実技試験(資産設計提案業務) 精選過去問題集
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