1級実技200309問11
問11: 個人年金保険の契約内容および税務
正解:
(ア) ×
(イ) ○
(ウ) ×
(エ) ×
(ア) 誤り。この年金保険には、個人年金保険料税制適格特約が付加されているので、和子さんが緊急に資金を必要とするようなときでも、今まで積み立ててきた配当金を自由に引き出すことはできない。
(イ) 正しい。この年金保険は、10年保証期間付終身年金であるので、和子さんが年金の受給を開始してから5年後に死亡した場合、保証期間の残存部分について、一定の者に死亡一時金または年金が支払われ、相続税の課税価格に算入される。
(ウ) 誤り。和子さんが保険料払込期間満了時に支払う80歳までの特約保険料は、一括前納を要する。487,275円とは、年払保険料: 32.485円の15年間分の合計であるが、実際には所定の利率で割引かれることになる。
(エ) 誤り。前納とは、保険者が契約者から所定の利率で割り引かれた未経過期間の保険料を預かり、払込期日が到来するごとに分割払と同様に保険料として充当していく払込方法である。したがって、和子さんが保有している余裕資金で、この個人年金の保険料を前納した場合でも、個人年金保険料控除を受けることができる。
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